今週の徳島ヴォルティス

おそらく浮上のきっかけを掴む数少ないチャンス、草津戦。
しかし何故か草津とは相性が悪い。1勝2敗で負け越してる。
せめてここで勝って自信を付けたいところ。
これまで拘ってきた3バックを4バックに変更し、連敗脱出に挑む。


しかし先制したのは草津。FW 佐藤正がGK32 島津と接触しながらヘッドでゴール。
さらに後半11分に草津にPKを与え、これを決められて2点差とされる。
諦めたくはないが、今のこの調子を考えるとかなり難しい点差。


しかし、後半12分のMF15 冨士の投入から試合の流れが徳島に傾く。


後半17分、左サイドバックに起用されたMF15 冨士から
絶妙なスルーパスがFW28 石田に出される。
これを石田が落ち着いて決める。徳島での初ゴール。1点差。


追い上げムードが漂う鳴門陸上競技場。そのムードに運も味方する。
後半42分、草津GK 岩丸が6秒以上ボールを保持するという信じられないミス。
これで得たFKを途中出場のMF11 片岡がシュート。
このシュートは壁に弾かれるが、そのこぼれ球を何度も草津ゴールに放つ。
もはや執念に近いプレー。それを実らせたのはMF4 鎌田。
これで同点。今年序盤に見られた試合終了直前の強さが復活。


そして、昨年のJFL新人王が決めたJ初ゴールは
徳島ヴォルティスにとって記念すべき50ゴール目。


こうなると完全に流れは徳島。
試合終了直前、残り時間は僅か。そして得たCKの大チャンス。
MF11 片岡が放ったCKのボール、
ゴール前の混戦の中、落ち着きのなかったボールは
ゴールエリア近くにいたFW13 小林の目の前に。
「絶対に勝ちたい!」その想いを乗せたボールをゴールに放つ。
そして放たれたボールは、力強くゴールネットを揺らす。


徳島、土壇場で大逆転!
そして長い笛。1ヶ月ぶりの勝利!
 ○徳島 3-2 草津


ここ数戦と同様にディフェンスラインははっきりしていませんでした。
4バックに変更したために慣れていない部分があったと思いますが、
それでも2失点は痛い。疲労が溜まっているのは仕方がないにせよ、
守備陣にもっと奮起が必要である事は間違いないと思います。


ただ、連敗中のチームにとって、今回得た勝ち点3は一番の薬。
次戦は鳥栖が相手ですが、決して相性は悪くない相手。
相手も3位争いに絡んでますが、
こっちの7位争いに引き込めるようにしたいもんです。