今週の徳島ヴォルティス〜第40節 モンテディオ山形戦

 つくづく日本は南北に長い国だなと感じます。
 前回、高知の春野でやった時は気温30.2℃、真夏のような暑さ。
 今回は山形のホーム。気温は10.9℃。四国だったら真冬です。
 試合途中、降っていた雨が雪に変わったとの事。
 四国の平野部だったら、雪なんて真冬に1回あるか2回あるかの事なのに。


 さて試合です。
 今回はMF17 秋葉とMF18 羽地が不在のため、
 大きくフォーメーションが変わってます。
 今回のボランチはDF16 挽地とMF27 岡本。
 DF16 挽地はまだ守備的に計算できるのですが、
 MF27 岡本は確か本職が攻撃的ミッドフィルダー。かなり攻撃的な布陣。
 少し守備が不安ですが、チームにどうフィットするか、楽しみでもあります。
 そして攻撃陣、FW13 小林の相方は、MF24 小山。
 先述した練習試合で好調をアピールした結果でしょう。
 これが試合に出てくれるか、楽しみです。


 試合開始。
 徳島も守備に大きな課題を抱えていますが、それは相手の山形も同じこと。
 山形は攻撃面に大きな課題を抱えているようです。
 今回は早い攻撃を目指しているようで、積極的にシュートを撃ってきます。


 しかし先制したのは徳島。
 DF2 谷奥からのロングフィード
 これをFW13 小林が見事なポストプレーでMF24 小山に。
 MF24 小山がこれをきっちり決めて、徳島先制!
 ゴールを決めたMF24 小山もそうですが、
 FW13 小林のポストプレーが決定的なチャンスを作り出したと思います。お見事!


 その後、山形のフリーキックから山形FWの林に決められて同点とされますが、
 この場面以外は守備がしっかりしていました。
 守備面で少し不安が残った2ボランチですが、
 周囲が声を掛け合い、この若い2ボランチを支えていました。
 攻撃陣もMF8 伊藤が囮になり、攻撃のスペースを作り出していました。


 まさに全員で攻め、全員で守る。
 シンプルながら効果的なサッカーを繰り広げてました。


 そして前半終了直前、徳島のFKの場面。
 ゴール右からの直接FK、蹴るのはMF11 片岡。
 フリーキックのボールをヘッドで合わせてゴール!
 決めたのはキャプテン、MF25 谷池。今シーズン初ゴール!


 そしてこの直後に前半終了。1点リードでハーフタイム。


 後半開始〜後半15分。これが徳島の“魔の時間帯”。
 しかし、今回ばかりは“歓喜の時間帯”となりました。
 後半6分、徳島陣内のコーナーキックのクリアボールをFW13 小林が受け、カウンター発動。
 そのままセンターサークル付近までドリブルし、MF8 伊藤にパス。
 このパスが通り、ディフェンダー2人を振り切ってGKと1対1。
 山形GK桜井が前に出てきたところを冷静に見極めてループシュート
 これを決めて3点目。3試合連続の3得点。


 これまでは3得点してもかなりヒヤヒものでしたが、
 今回に限っては守備陣が安定していましたし、
 その後、山形が一人退場者を出してしまった事もあって、
 かなり安心して見る事ができました。


 そして長いホイッスル。久々のアウェー勝利。
 ○徳島 3-1 山形


 今日の勝ち点3で上位との差もまた縮まりました。
 40節が終わって7位の湘南とは勝ち点2差、8位の鳥栖とは勝ち点1差。
 しかし10位の水戸とも勝ち点2差。ここに来て7位争いが混戦になりました。
 しかもこの後、湘南と水戸との試合も残ってます。


 しかし、今回のような試合を見せてくれれば、
 この後の戦いもきっとやってくれる事でしょう。
 1つでも上位に向かって、最後まで諦めない戦いを望みます。


 いじょ。