今週の徳島ヴォルティス「遅れてきたJリーグ初陣」

時間は13時40分。三ツ沢球技場にいます。
今日はここで、J2 第8節 横浜FC×徳島ヴォルティス戦が行われます。
J2第8節にしてようやく生ヴォルティスを見る機会がやって来ました。
何度かJリーグの試合を見に行った事はありましたが、
真剣に応援できるチームの試合を見に行くのは、初めてです。
これで正真正銘、自分もJリーグに参加したと言えます。


対戦相手はJFL時代に一度も勝てなかった横浜FCです。
しかし、ヴォルティスはあの頃のヴォルティスではありません。
横浜FCが持ってる“JFL連覇”という称号を引っさげてJ2の舞台にやって来ました。
きっと選手達はやってくれると信じてます。横浜FC戦初勝利を!

臨場感抜群!

…徳島のゴール裏の入り口を探して20分ほど迷いました(苦笑)。
競技場を1周ぐらいしたと思います。早くもヘトヘト。
スタジアムに入ると…ピッチ近!!すぐ目の前にゴールが。

臨場感は抜群。以前見た日立柏スタジアム並です。


自分達はスタンドの真ん中ぐらいで観戦していましたが、
すぐ横にサポータークラブの“AWA SOUL”の方々が応援してました。
入ろうかな?と思いましたが、知り合いがいたのでおとなしく観戦してました。


試合前のセレモニーが終わり、いよいよ試合開始。
始まった直後は横浜FCに攻められるが、徐々に試合のペースを掴んでいく。
前半20分ぐらいはしばらく徳島の時間が続く。が、なかなか得点は奪えない。
下馬評どおり、横浜FCの守備はしっかりしている。隙がなかなか生まれない。
ただ…以前見た時よりも心なしかガードが甘いようには感じました。
徳島にもいくつかピンチは訪れますが、今日は守備の連携がしっかりしていました。
前半にはあまり危ない場面は訪れなかったように思います。


そして、前半終了間際、これまでサイドからの崩しを試みていた徳島でしたが、
相手の攻撃の芽を摘むとここでカウンターに打って出ます。
横浜FC側のディフェンスが整いきってない状態で出したスルーパス
これが“徳島のゲオルゲ”、羽地登志晃にピタリと合う。
そしてGKと1対1、GKの動きを冷静に見極めてシュート!




「いよっしゃあぁぁ!」




後半41分、羽地のゴールで先制!
初めて見た!地元のチームの選手が!Jリーグで!ゴールを決めた瞬間!
応援も俄然テンションが上がる。季節外れの阿波踊り、横浜に降臨!

「と・く・し・ま〜、ヴォルティス!ドン、ドン、ドドドン…」
えぇ、声出しましたとも、叫びましたとも。
応援歌は知らない物が多かったですが、そうするだけの雰囲気がそこにありました。


そしてその直後に訪れたピンチも落ち着いて対処し、長いホイッスル。前半終了。
いい形でハーフタイムを迎えることができました。


余談…
ハーフタイムに横浜市の中田市長が来てました。
ピッチを回っている時に後方から一言。


「市長〜!市民税下げてくれ〜!高すぎる〜!!」


知らんがな、そんなの。

Jの舞台はそんなに甘くない

後半戦も徳島の攻勢は続きました。
やっぱりあの1点、選手達のテンションを上げるには十分だったようです。
しかし、なかなかゴールは決まりません。
そうこうしているうちに横浜FCは外人を入れてきました。シルビオ投入です。


そしてこのシルビオにやられました。
ペナルティエリアから結構離れた所でのフリーキック
反対側のゴールだったので上手く見えませんでしたが、
直接狙ったボールが誰かに当たってゴール隅に吸い込まれたようです。
ゴール決められてしまいました。1−1、まだ同点。
あと1点入れればまだ勝つチャンスはある。

その後も何度か横浜FCゴールに襲い掛かる徳島。
しかし、決定的なチャンスを外してしまうなど、なかなかゴールが遠い。
特に後半40分ぐらいの片岡のシュートや終了間際の羽地のシュートは
ゴールになってもおかしくないくらい惜しいものでした。


しかし試合はこれ以上動かず。試合終了。1−1の引き分け。


この引き分けは悔しい。内容は圧倒的に徳島だったのに。
確かにシルビオのゴールは防ぎようが無かったのですが、
守備が強くなった反面、攻撃が少し弱くなった?ような気がします。
いかに1点を守りきるかだけでなく、あともう1点をいかに取るか。
今後の課題はそこだと思います。

今日は面白い試合でした。また見に行きたいと思います。
次は8月にある鳴門のホーム戦かなぁ。平塚とか小瀬は少し遠いし。